とうふ工房わたなべ

とうふ工房わたなべ

大豆づくり

とうふ工房わたなべの製品に使用しております大豆は、豊かな自然の中、地元農家の方々が丹誠込めて作った安心・安全な大豆です。

霜里農場の大豆畑


大豆生産者のご紹介

当店の大豆を生産して下さっている地元農家の皆様をご紹介します。


小川町下里地区 霜里農場

霜里農場を中心とした埼玉県小川町下里地区は、平成22年度(第49回)農林水産祭天皇杯「むらづくり」部門で天皇杯を受賞した、有機農業を実践する美しく豊かな里です。
1970年代初頭から有機農業を始めた先進的地域として知られる小川町下里地区では、地域をあげて有機農業に取り組み、耕地面積の大部分を占める田んぼには、米、麦、大豆のブロックローテーションを取り入れています。
当店の人気商品「霜里シリーズ」は、有機農業界のカリスマ金子美登氏(令和4年9月24日死去)の霜里農場で作られた『おがわ青山在来大豆』を使用しています。

右の写真/左から三人目は有機農業界で有名な“金子美登氏”(令和4年9月24日死去)


小川町青山地区 横田農場

横田農場の大豆畑と横田さんご家族

横田さんの自宅の入口には、無人野菜販売処が設置してあります。
もちろん無農薬・無化学肥料です。


らんざん営農の皆さん



小川町下里地区 河村農場



小川町下里地区 下里ゆうきの皆さん



鳩山町須江地区大豆生産者の皆さん



鳩山町大豆戸地区大豆生産者の皆さん



熊谷市板井地区大豆生産者の皆さん



鳩山町泉井地区大豆生産者の皆さん



大豆づくり 昔の百姓の知恵 『あぜ豆』とは・・ 
小川町下里地区 河村農場 河村 岳志氏の話

小川町に来る前、長野県で暮らしていました。その頃、近所の農家の方から「これを知っているか」と言われたものがあります。あぜ豆でした。当時はもちろん知らなかったので「知らない」と答えると「この辺じゃ今でもこうやって大豆を作るんだ」と教えてくれました(といっても30年位前の話ですが)。
 あぜ豆とは字の通り、田のあぜで大豆を栽培することです。なぜそんな所で作るのかというと、狭い耕地を有効に使う知恵なのでしょうが、実はあぜに作ると豆が良くできるのです。大豆というのは水を大量に必要とする作物で、特に開花期に乾くと収量が落ちますが、そんな時でも田には水がありますから、大豆はそっちに根を伸ばし確実に実をつけるのだそうです。大変合理的な技術だと知りました。しかし草刈は機械が使えず収穫も斜面でしなければならず、重労働のため今ではほとんど見られなくなっています。
 そんなあぜ豆のことを考えれば今の百姓は楽なもので、でっかい田んぼが三割も四割も遊んでる(休耕中の)中、機械に乗って大豆栽培ができる時代です。あぜ豆を考え出した百姓の心意気は忘れてはなりませんが、全く違う発想が必要だと思います。田のあぜではなく田に大豆を作るメリットはあります。開花期に乾いても水を入れることができますし、草もあまり出ず、田も肥えます。
 あぜ豆は昔の百姓の知恵でした。今同じことはできませんが転作田にうまく大豆を作ることで田をより有効に活用できるようにしたいと今の百姓は考えます